tomomachi-books diary

街の本屋さん開業準備中。

その企画書、自分勝手になってない?

企画書のコツ

 

・自分の主張より、相手の欲求を満たすことが出来ないか?

 

・自分が受けて(提案される側)だったら、それを見たときにどう感じるか。

 

私ごとですが、企画書を書いています。

 

新しい事業の構想をまとめたもので、出来たものをとりあえず知り合いのマーケティング会社のコピーライターに見てもらった。

 

「第一印象は、やりたいことは分かるのですが自分主体に偏ってますね。内容は悪くないですが、じゃあやってくれとはならないかも」というものでした。


なぜそうなったか?


渾身の提案がただの自分勝手と思われるなんて、それは悲しい。なんとしても避けたいことだ。


相手の立場になった視点が欠けてると、その文章はどういうふうに受け取られるかは分からなくなる。

 

 人を説得して何かをやらせようと思えば、口をひらくまえに、まず自分にたずねてみることだ。ーー「どうすれば、そうしたくなる気持ちを相手に起こさせることができるか?」
 P54-55

 

他人にものを頼もうとするときには、まず、目を閉じて、相手の立場から物ごとをよく考えてみようではないか。「どうすれば、相手はそれをやりたくなるだろうか」と考えてみるのだ。
 P234

相手の考え、行動には、それぞれ、相当の理由があるはずだ。その理由を探し出さねばならないーーそうすれば、相手の行動、相手の性格に対する鍵まで握ることができる。
 ほんとうに相手の身になってみることだ。
 P229

 

ずいぶん前に読んだ「人を動かす」を再度読んでみた。

 

企画書を書くという意味でのヒントもこの本にはたくさん詰まっている。

 

相手の立場になって物事を考えることは、思った以上に難しい。


しかし、うまくいっている人はこれが出来ているという事実。

 

以上を踏まえて、企画書を再考してみよう。

 

皆さんも渾身の提案の前に、ぜひこの本でワンクッションを。

 

人を動かす 新装版

人を動かす 新装版