宮田珠己さん、通称タマキングさんの旅エッセイにハマった。
旅で出会った旅の本にはまりました。
旅エッセイ風に、日曜日の風景をきりとってみた。
安定の灰色の空、安定の雪。
温泉への引き立てはばっちり。
個人的に好きな日帰り温泉です。
繁盛している温泉は、休憩所が広い。
ここで食事もできるのでロングステイできるからだ。
だから半分くらいが昼からビールのんでる。
泉質はアルカリ泉なので床がツルツル滑る。
けっして酔っ払っているからではない。きっと。
その分お肌もツルツルになる。
休憩室がおつまいのイカの臭いで蔓延。
もちろんTVは演歌。
お車の移動のアナウンスで、おばちゃんカミカミハミカミ笑い。
奇跡の3度カミ。
まるで学校のお昼の放送だ。
周囲にはディープな方言が飛び交うが完璧に解読できる安定なホーム感。
残念ながら遠くまで来たもんだ感の演出にはかける。
県外の人がきたら、これは旅情に大きく寄与するものと思う。
ザブトンはセルフでここだけインターナショナル。
自由だ。
ここは、天国なのかもしれない。
月曜日午前中の対義語は、日曜日の午後。
どことなく過剰にリフレッシュしたくなる雰囲気。
普段はなんとなくまわりに合わせることは好まないが、この予定調和は大歓迎だ。
宮田珠己さんの本を読みながら、宮田さん風に書いてみた。
わずか4時間ほどのショートトリップでも旅は楽しい。
年収6割でも週休4日という生き方
サラリーマンには、限界があります。会社で評価されても、出世しても残る虚しさ。
それは自分にウソをついているからに他なりません。
これも旅行先の旅館にそっと置いてあった本。
オーナーもこのタイトルに惹かれたから購入したんだろうと思う。
実際問題、必要もない贅沢をしなければ、本のタイトルのような生活はいとも簡単にできる。
それでもそれに踏み切れないのは、まさに日々の生活の惰性だ。
会社に文句を覚えつつも行動に動かさないのならちゃんと仕事をしなければならない。当たり前だ。
自分はこんな生活はやだと思うならたちあがれ!
年収6割でも、週休4日を実現するには自営業が最短ルートだと思う。
けれどサラリーマンなんかくそくらえから脱皮し、サラリーマンしながらリアルに独立したらどうなんだろうとシミュレーションを立てたことがあるひとは、これを実行する難しさも分かると思う。
行動を起こさなければ、理想はつかめない!
なんて、とってもリキむとこだけど意外とゆる〜く考えてやって見ればなんとかなるかもよ!
そんな気持ちになる本。
独立した人はみんな不安定ながらも、サラリーマンに戻りたいなんて人はひとりも聞いたことがない。
これが答えだ。
- 作者: ビルトッテン
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/10/28
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- 作者: ビル・トッテン
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人生最後の一食。1000円で何を食べるか?/藤屋旅館(山形県銀山温泉)
旅先の本棚。
旅館等に何気なく置いてある本のセレクトが好きです。
そんなこと、考えたこともなかった。
本からインスパイアされる理由はこれなんだと思う。
何食べようかな〜なんてお気軽に会話もできるし、日常から遮断されたその瞬間に人生の儚さも感じる。
こんな複雑な感情が入り乱れるのが旅だと思う。
日帰り旅行も、長期旅行もそれは一緒。
市街地からは結構離れていて、この温泉地だけ世界が変わる。
温泉街は一般車両の立ち入りも禁止。
建物の世界観も統一されている。
こういうのが好きだ。
旅に出たときは、夏でした。
東北4大祭りのひとつ、花笠。
旅に出たときは、本との出会いが楽しみの一つ。
意識して本を探してみると、旅もまた面白くなります。
ちなみにわたくし、人生最後の食事は麻婆豆腐を食べるかも。
- 作者: デルテ・シッパー,川岸史
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図書館が街を創る。/代官山蔦屋書店
•本とは生活提案のカタマリだ。
•書店は本を売る場所ではない!
本屋は、もう本だけを売る場所ではない。
本を起点としたコミュニケーションの場が全国各地に広がり、本屋さんもパラダイムシフトを迎えたように感じる昨今。
本を売ることが目的ではなく、本を主体としたコミュニケーションや学びの提供を担う、図書館が本来積極的にこういったことを発信するはずだったと思うのですが、最近では民間がそれをやって、しかも収益も成り立たせてしまう。
そんなクールな取り組みをしている街の本屋さんが多くなってきている。
そして、街の本屋さんに限らず大型書店もその流れは変わらない。
「世界で最も美しい書店」掲載の代官山蔦屋書店。
蔦屋書店のイメージは、エンターテイメントの大衆店。
実際、雑誌やコミックの売上が中心なのだろうと思う。(推測だけど)
そのため本に出会うことを目的では、私はあまりいかなかった。
が、しかし。
この代官山蔦屋書店は何もかも違う。
東急代官山を降りて、徒歩約5分。
生憎の雨でしたが、店内に入ると見たこともないような陳列。
美しい。
平気で半日は、過ごせてしまう。
いや、一日中居れる。
本屋というのは、本を売らないと当たり前だけど商売にならない。
もちろん今もそうだけど、本を起点として本を楽しむ場を提供したり、本の情報を講演会のようにして提供したり、関連する雑貨を販売したり、ギャラリーを併設したりといろいろな収益な手段が出てきている。
本を起点にしなければ起こせなかった出会いやコラボレーションのパワーは強烈であり、それは無数にある。
そんな東京で生まれた「代官山蔦屋書店」という知的交流の場を佐賀県の武雄に移設するというコンセプトでつくられた図書館、の本。
マーケティングで考えれば、いわゆる普通の蔦屋でないと経営が成り立たないと思われる地域に、「新しいタイプの蔦屋書店×図書館」はどう融合したのか。
一度直接見に行って、体感してみたい。
本の世界は劇的に変化している。
もっと本が身近となる取り込みを私もしていきたい。
無印良品の土鍋でつくるいろいろごはん/いただきもの
前から我が家では、いい感じの土鍋を探していましたが、最終的に無印良品の土鍋に落ち着きました。
ほっこりかわいくいい感じです。
この季節には、大活躍。
鍋料理は家計にもやさしく、おいしく、温かく、たいへん助かる。
寄せ鍋を作ってもらいましたが、食べるのに夢中で撮り忘れ。
取手部分も柔らかくくぼみがあって持ちやすいしかわいらしい。
冬の食卓の主役になりそう。
本に載ってる、79種類の土鍋レシピをどこまで作れるかな。
無印良品の土鍋でつくるいろいろごはん (MUJI Recipe Book)
- 作者: 渡辺有子
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2011/09/13
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だいたい四国八十八ヶ所/カフェ十八日(名古屋市)
何のために、なんて考えていると、旅はいつまで経ってもはじまらない。
やりたいことを今やらないと、いつまでたってもやらないような気がしてきた。
先延ばしにしているうちに、結局やらないまま時だけが過ぎていくというには、人生によくある展開である。
そんなとき何のためにやるのか、それはオレの人生においてどんな意味があるのかなんて考えていると、もうだめである。
以上、冒頭の引用です。
「旅」をテーマにした本を読むにあたり、なかなかの煽り感。
計画もそこそこにして、とりあえず行ってみる!
別に転職とか独立するとかそんな一大事ではないんだから、とりあえず行ってしまえ!
いいですね、この成り行き感。
本を読むのもひとつのショートトリップ!
☆名古屋市「カフェ十八日」での出会い。文庫化されるまで、購入を待ってました!
先日、名古屋へ旅行に行った際に書店員がつくるフリーペーパーでこの本の存在を知りまして、その後訪れた名古屋市の「カフェ十八日」さんの本棚で偶然出会いました。
この偶然の出会いと、本棚から本をとって少し読んでいったら欲しくてほしくてたまらなくなり購入にいたる。。
外観は、ふつうのおうち。
古家を改装した自然体のお店がいいですね。
入店の際の「おじゃまします」
お店を出るときの「おじゃましました」
自然と声が出てしまいます。
「カフェ18日」のオーナーさんは生粋の旅好。
毎月の営業日が1日から18日。
それ以外は全部お休みにして、旅にも出る!
こんなメリハリのある働きかたってすごく魅力を感じませんか?
ゆる〜い感じのこの住所もまたいい感じ。
実は、高級住宅地みたい。
おしゃれな雑貨屋さんやカフェ等が点在する素敵な街でした。
- 作者: 宮田珠己,石坂しづか
- 出版社/メーカー: 本の雑誌社
- 発売日: 2011/01/21
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ナリワイをつくる
月3万円の仕事を10本つくると自由になれる?
本書より。
•大正9年の国勢調査で国民から申告された職業は約35,000。
•現在の厚生労働省の調査では、いまや2167種類。
•わずか90年程度前には、はるかに多様な職業の種類があり、職の多様性も高かった。
•戦後「株式会社日本」は多様性を切り捨て業種を絞り込むことで急成長した。
それが高度成長産業だ。
ちょっと前までは大きな企業なんて存在しなく、それぞれが手に職をつけて、それを売り込み生計を立てて生きてきていた。それが当たり前だったんですね。
今の日本社会では、ひとつの会社に所属して、ひとつの会社に依存して収入を得て、その依存度の高さのあまりストレスを貯めこむ。会社員という働きかたは、当たり前のようで当たり前ではないのです。
もちろん会社員という働きかたが合う人だっています。
しかし、本当は会社員という働きかたが合わないのに、他の選択肢を見つけられなくて(考えられなくて)苦しんでいる人もたくさんいます。
そんな人たちには、この本は思わぬ人生の転機となるかもしれません。
「個」の力や可能性がフォーカスされた現在、企業に所属しないで自分のナリワイをつくろうという試みが「生きている実感」を感じさせてくれるような気がします。
会社依存をしない若者が多くなったとよく聞きます。
そのような価値観の変化からも、社会は再び切り捨てた多様性を求めていようなきがしてなりません。
私もそうです。
本書より。
•最初はボランティアでよいから、ナリワイにはじめよう。
•飛び込み営業をして獲得したとかではなく、生活の中で出会った人たちの役に立つことをみつけたらやるというシンプルなきっかけから始まったものだ。
•自分が好きな場所、縁がある場所に何回も遊びにいって、どういうことをすれば面白いのかを探求する。それを、そのままお客さんに体験してもらう企画をたてれば良い。
•競争の激しさ故にゆがみが生じているところに、ゆがみがない形のナリワイを作ってアタックする。はじめは儲からないかもしれないがナリワイになる可能性がある。
•稼ぐというのは二の次であり、最優先事項ではない
(専業ではないメリットを最大限活用する)
•コツを覚えて特訓すれば人間たいていのものはできる!専門家という既得権益者の前にひるんではいけない。
•右肩下がりの会社と業界は単価が下がる分だけ既に地位を確立している人が現状を維持するために多くの仕事をしてしまうのでえてして丸腰の新人には厳しいのである。
筆者は、ゆる〜くナリワイをすすめてくれます。
はじめは難しく感じるかもしれませんが、本気になって挑めば以外とナリワイ道も開けたりするかも。
既存の価値観や常識をちょっと壊すだけで世界は変わる。
人生を盗まれない働きかたしませんか?